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今日は仕事が夕方からだったので、4時過ぎに自転車を走らせ職場へ向かっていた。
春の風を感じながら、いつも通る、繁華街オフィスビルが立ち並ぶ大通りを・・。 すると、ふと路肩に何かが見えた。 猫だ。 交通量の多い大通り、車道には車の列。歩道には行きかうサラリーマンやOLたちがいっぱい。 その車道の片隅に猫はいた。そんな所に野良猫がいるのはおかしい・・・。 もしかして、死んでいるのかもしれない。 生きていたとしても、そんな所にいたら車にひかれてしまう。 とっさに私は自転車を止め、その猫のほうへ駆け寄った。 猫は生きていた。しかし目と鼻が目やにか鼻水のようなものでグチャグチャになっていて、 一瞬、顔面を車に引かれたのかと思うほどだった。 とにかく、こんな所に置いておけない。すぐに避難させなくっちゃ。 急いで猫を抱き上げると、ふわりと軽かった。 小さな小さな猫だった。3ヶ月くらいかな、と思った。 とりあえず、向かいのビルの植え込みへ猫を連れて行こうとした。私の手の中にいる猫を見て 通りがかった男の人2人が「うえっっ!!」と言った。 化け物でも見るような顔だった。私はとても悲しくなった。 でも・・・そう思われても仕方が無いくらい、酷い姿の猫だったのだ。 植え込みの中へ猫を置いた。とにかく弱っている。何か食べさせなくっちゃ。 目と鼻がこんな状態では多分、何も見えないし、鼻も利かないだろう。ご飯なんて食べられないかもしれない。と頭の片隅で思った。が、とにかく居ても立ってもいられない。 「ここで待ってるんだよ」と猫に言って、コンビニへ自転車を走らせた。 オフィス街のコンビニは猫缶なんて置いてあるところが無かった。。でも幸い近所にコンビニは いっぱいあるので片っ端から探し、少し離れた所まで行き、ようやく4件目にして猫の餌が置いてあった。 急いで植え込みまで戻ると、猫はじっとしていた。餌を上げても無反応だった。やっぱり・・・。 どうしよう、どうしたらいいの、という気持ちでいっぱいだったが 仕事の出勤時間が迫っていた。後ろ髪を引かれる思いで、「帰りに寄るからね、じっとしてるんだよ、車のほうに行っちゃダメだからね」と言ってその場を立ち去った。 涙が出そうだった。。 仕事中も、その猫のことが気になって気になって、仕方なかった。 仕事が終わるのは10時。帰りにもう一回みてみよう。でも猫はそこにいるだろうか。もし居たら、 目やにみたいなものでふさがれた顔をとにかく拭いてやろう。 その場所には置いておけるわけがない、とにかく家の裏路地まで連れてかえろうか、でもその後は?その後のことはもう考えられない・・。そんなことが頭の中をぐるぐるまわりながら仕事をしていた。 仕事の休憩時間に、私のお友達K子さんにメールをした。 うちの裏路地で生まれた野良の子を引き取ってくれたことから縁が生じて、今でもとっても良いお付き合いをさせていただいている人だ。 野良猫を地域猫としてお世話するボランティアの方ともつながりがあり、猫のことに関して (それだけじゃないが)本当に愛情をもって接してくれる素晴らしい女性。 私はこの行き場のない気持ちをどうしたらいいのかわからずに、姉のように慕っているK子さんにそのときの気持ちをメールに書いた。 仕事が終わって、10時過ぎ。猫のガビガビの顔を拭いてやろうと、ボロタオルを仕事先から頂戴して、職場を出た。急いで猫を置いた植え込みの所まで行こうとする途中・・・ 携帯を見るとさっきK子さんに出したメールの返事が4件も来ていた。 「とにかくその場所まで行って見ます。」 「Jちゃん(私)のいう植え込みを探していますが猫はまだ見つからない」 「猫を家に連れ帰り保護しました。とにかく病院へ連れていきます」 「入院させてもらえることになりました。」 あぁ、良かった。と思うと同時にK子さんに対して本当に頭が下がる思いだった。 K子さんにどうこうしてもらおうと思っていたわけではない。ただ、行き場のない 思いをメールしただけだった。でも事態は変わっていた。 家に帰ってさっそく電話をし、いきさつを聞いた。 私からのメールを見て、どうしようかと10分くらい悩んだ。でも、いてもたってもいられなくなり、 タクシーを飛ばしてその場所あたりまで行った。 そしたら、近所のOLさん2人組が猫が植えこみから出ようとして動けなくなっているのを見て、 どうしようかとしゃがみこんで見守っていたらしい。 そのOLさんと協力して、とにかく近所の動物病院へかたっぱしから電話をしたが、 どこも診察時間が終わっていたり、引き取ってくれないような事を言われたりしたらしい。 仕方なく、K子さんは自宅まで連れ帰った。、 猫の顔をお湯でしめらせたガーゼで拭いてやろうとしたが、もうガッチガチで全く取れない 。これはダメだ。と思って、猫ボランティアをしている近所のお友達に電話をしたら、同じく猫ボランティアをしている、このあたりでは有名なHさんという方がお手伝いしている動物病院があるというのでそのお友達がそこへ連れて行こうというので2人でその病院へいった。 時間外にもかかわらず、快くそのHさんは猫を診てくださった。 Hさんは、猫を見るなり、これはもうだめかも・・・。と言ったらしい。 目に膿のようなものがたまって、鼻も完全にふさがっており、特殊な液体か何かを含ませたガーゼで拭いてやったら、やっと眼球が見えるような状態だったらしい。 そして、驚いたようにそのHさんは言った。 「この子、おばあさんよっ!」と・・・。 体重は1.6キロしかなかったらしい。私が見たときも、持ち上げたときも まるで子猫だった。私はそれを聞いて唖然とした。あんな小さな猫がおばあさん? どうして??そこまで痩せて、、あんなに子猫のように小さくなってしまうの??? Hさんは何百近い野良猫を見ているし、ノラ猫に関してはもう天使のような方だ。 そのHさんがいうのだから、嘘ではないだろう。なんでも歯をみてわかるらしい。 歯石のたまり具合とか、そういうところなのだろうか。 猫はHさんの病院で今夜預かってくれることになった。 栄養注射をして、とにかく今夜は暖かく過ごせている。 Hさん曰く、明日検査とかをしてみるけど、おばあさん猫だし、 他にも病気を持っているかもしれない。助かるかどうかはわからないけど、 もし助かったとしたら、今後のことは相談しましょう、と。 ボランティアさんたちが交代で餌をあげ、避妊去勢手術し、地域猫として可愛がられている ノラ猫がいる公園が近くにあった。でも最近は虐待とか、近隣住民との問題等があって、 公園に居られなくなったため、里親探しをしたり、ボランティアさん宅や病院で預かったりしているらしい。でもなかなか成猫の場合は行き場がなく難しいようだ。 今後のことは、今はまだ考えられない・・・。 私が事態を知らせたK子さんが、そして、周りのお友達との連携でそのHさんのいらっしゃる病院を紹介してくれて、Hさんが看てくれた。そこまでしてくれるとは思わなかったというのが正直な気持ちだ。 私は、仕事が終わって、もしまだその植え込みに猫がいたとしたら、家まで連れて帰って 暖かい毛布と箱を用意してやるしか出来なかっただろうと思う。 家猫リュウタロの鼻気管炎の目薬でもさしてやって、病院で薬だけもらってきてあげること くらいしか・・・。 無力な私・・・。 瀕死の野良猫を動物病院へ連れていっても、迷惑がる所が多いのが現実だ。 それは以前、家の周りの猫を保護していたことがあるからよくわかっている。 とりあえず、保護してくれる病院もあるがたいていは家に持って帰ってくれと言われる。 外の猫はいろんなウイルスを持っている。病院側でも預かっている飼い猫などに感染させないようにものすごい神経を使うし、家で保護するとしても、飼い猫との接触を絶対にさせないようにしなければならない。 最後の最後までの責任(飼う、またはキチンとした里親探しが出来る)を持たなくてはいけないのだ。それが出来なければ、安易に保護はできない。 私にそこまで出来るか、と問いかける・・・。答えは出ない・・。 ボランティアをしているHさんも以前、「もうダメだと思うようなひどい状態のノラの子は 病院へ連れてきちゃいけない。その場で看取ってやるのが懸命だ。最後まで責任を負う覚悟があれば別だけど。」というようなことをおっしゃっていたらしい。 瀕死の猫だからこそ、病院へ連れて行ってやりたい!と思う気持ちがあるのは、Hさんは痛いほどわかってらっしゃる人だと思う。 でも、現実に直面する問題がある。治療費などの金銭的問題、そして、回復した場合 その後の行き場などなど。 子猫だったら、里親探しという手もあるが、それもすぐに見つかるわけでもない。 一時保護といっても、先住猫との折り合い、病気の感染、様々な問題が出てくる。 何十、いや何百匹近い野良猫の現実を見て、そういう言葉が出たのだと思う。悲しいけれど。 なので、K子さんはとっさにHさんに連絡しようかと思ったが、躊躇してしまったそうだ。 でもめぐり合わせで、Hさんのいらっしゃる病院へ行く事になった。 しかしHさんは「連れてきてもらえて良かったね」と猫に言っていたらしい。 理屈では色々な問題があるのは重々承知だが、目の前で瀕死の猫を見てしまったら やはりほってはおけない。私やK子さんもそうであったように、きっとHさんも・・・。 それは理屈では言えないことなのだ。 春めいてきたとはいえ、夜はまだまだ冷え込む。車どおりの多い、 あんなコンクリートの寒い所にほっておいたら多分今日明日には死んでいただろう。。 そんな子をどうして見捨てることが出来るでしょうか。 私が始めに見つけたのだからもちろん責任をもって今後対処していこうと思います。 ちなみにK子さんが駆けつけたとき見守っていたOLさんも 「治療費とか、半分払いますから」といってキチンと連絡先を教えてくれたそうだ。 世の中には素晴らしい人がいっぱいいます。 色々な方の気持ちで、猫は今夜暖かい場所で生命を繋いでいる。 良かったね。。。猫ちゃん。今夜はもう寒いところでうずくまってなくていいんだよ。 しかし、成猫で1,6キロって考えられますか・・・。 何日ご飯を食べていなかったのだろう。考えただけでも、辛くなります。 とにかく、明日、K子さんと病院へ行ってその子を見てきます。 今後のことはどうなるかわからない。治療費、入院費、お金のかかるのも現実。 あれだけ痩せて、衰弱しているのだから、元気になるまでそうとう時間もかかるだろう。 でも・・・。その子が車道にうずくまっているとき見てみぬふりは出来なかった。 K子さんも私のメールを無視できなかった。 ただ、それだけだった・・・。 でも、これで良かったんだ、と思う。今後のことはまた明日考えることにしよう。。。
by j-lovin
| 2005-03-10 01:33
| etc・・・。
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